高専GCON2021本選に本校チームが出場しました

 1月22日(土)にオンラインで開催された「高専GCON2021」の本選に本校チームが出場し、日頃の実験成果の発表を行いました。
 高専GCON2021(高専GIRLS SDGs×Technology Contest)は、女子高専生の実力をもっと世の中に発信することを目的として今年度初めて開催され、参加学生がSDGsの理念を理解したうえで、日頃行っている研究や学習がSDGsの観点から社会課題に対してどのように貢献できるかを考えることにより、未来の研究者・技術者としての成長が期待されるものです。
 本校からは、化学・生物コース4年6名(佐藤世菜(せな)さん、石山楓花(ふうか)さん、佐藤空凱(くうが)さん、佐藤萌衣(めい)さん、関井瑞希(みずき)さん、元木智博さん)からなる「Crane’s Cell」が参加し、全国高専から参加した42チームの中から厳正なる審査を経て12チームが本選へ出場しました。
 本校チームが発表したテーマは「地元のお酒を使った燃料電池発電実験」です。実験の授業で取り扱った実験テーマ「直接エタノール型燃料電池の発電」を基に、チームメンバーの「地元東北地方のお酒で発電してみたらどうなるか?」という好奇心からヒントを得て取り組みが始まりました。この燃料電池を使用した発電方法は、二酸化炭素の排出が極めて少ない点が特徴で、排出されるものはほとんど水だけという環境にやさしい発電方法です。また、発電で排出される水をトイレ用の水として再利用することを目指し、6名で多様な意見を出し合いながら実験や研究を続けてきました。
 今回は残念ながら受賞には至りませんでしたが、本校チームの皆さんは今回のコンテストで、他のチームから受けた質問で多角的な視点をもつことができたほか、他高専の多彩な発表にも刺激を受けました。早くも来年度のコンテストへの出場を見据えて研究に励む6名の活躍に今後もご期待ください。
 なお、本選当日の発表の様子は、以下にアーカイブが公開されていますのでぜひご覧ください。
 https://channel.nikkei.co.jp/kosengcon2021/

高専GCON2021オンライン開催の様子 本選出場証明書