機械コースでは、様々な産業分野で使用される機械の開発・設計や、信頼性の高い製品を効率良く作るための考え方、製造法等を総合的に学習します。具体的には、機械に利用される材料の性質や強さ、その合理的な加工法、水・熱・空気に関する基礎理論や機械の構造と力の伝わり方などの専門知識を学習します。加えて、実験、実習、設計製図を通して、実践技術を身につけます。
さらに、最近では自動化が進み、機械工学の内容は、電気・電子や情報工学部の分野とも深い関わりを持つようになってきました。本コースではそれらに対応するために、上記の機械系科目を基本に、情報処理や CAD を学習し、実験のデータ処理や解析、設計製図の能率化に役立てます。さらに、マイコン制御、メカトロニクスなどの電気系、制御系科目の基礎も学習し、幅広い知識を身につけます。
5年生の卒業研究では教員とのマン・ツー・マンのふれあいにより、豊かな人間性の形成と技術に関する総合判断力、創造性、応用力、研究及び調査の立案や発表能力を養います。工業界のあらゆる分野で活躍できる教養豊かな機械技術者の育成を目指しています。
教育課程(令和6年度 本科第1・2学年用)
※第3学年~第5学年の教育課程表は、学生便覧でご確認ください。
区分 | 単位数 | 学 年 別 履 修 単 位 数 | |||||
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | |||
主要基礎科目 |
情報処理Ⅰ・Ⅱ | 2 | 1 | 1 | |||
電気基礎Ⅰ・Ⅱ | 2 | 1 | 1 | ||||
材料力学Ⅰ | 2 | 2 | |||||
材料学Ⅰ | 2 | 2 | |||||
工業力学 | 2 | 2 | |||||
生産加工学 | 2 | 2 | |||||
機械製図 | 2 | 2 | |||||
履 修 単 位 数 | 14 | 0 | 4 | 10 | 0 | 0 | |
主要科目 |
総合工学ゼミ | 1 | 1 | ||||
応用物理Ⅱ | 2 | 2 | |||||
情報処理Ⅲ | 1 | 1 | |||||
数値解析 | 1 | 1 | |||||
材料力学Ⅱ | 2 | 2 | |||||
材料学Ⅱ | 1 | 1 | |||||
機械力学Ⅰ・Ⅱ | 2 | 1 | 1 | ||||
機械要素設計 | 2 | 2 | |||||
デザイン工学 | 1 | 1 | |||||
熱力学 | 2 | 2 | |||||
熱力学演習 | 1 | 1 | |||||
水力学 | 2 | 2 | |||||
水力学演習 | 1 | 1 | |||||
機構学 | 1 | 1 | |||||
工業英語 | 1 | 1 | |||||
機械設計製図Ⅰ・Ⅱ | 7 | 4 | 3 | ||||
履 修 単 位 数 | 28 | 0 | 0 | 0 | 20 | 8 |
※4、5年生は、4年次で選択した分野の科目を併せて履修する。
教員及び専門分野
(氏名をクリックするとresearchmapのリンクに移動します)
氏名 | 職名 | 学位等 | 専門分野 | 所属分野 | シーズ |
荒 船 博 之 | 准教授 | 博士(理学) | 材料科学、分析化学 | 資源エネルギー | ○ |
五十嵐 幸 德 | 准教授 | 工学修士 | 材料工学 | 材料工学 | ○ |
遠 藤 大 希 | 助教 | 博士(工学) | 3Dプリンタ、風力・水力エネルギー | デザイン工学 | ○ |
小野寺 良 二 | 教授 | 博士(工学) | 計測制御、医療福祉工学 | メカトロニクス | ○ |
今 野 健 一 | 助教 | 博士(工学) | 生体力学 | メカトロニクス | ○ |
佐々木 裕 之 | 准教授 | 博士(理工学) | ロボット工学 | デザイン工学 | ○ |
宍 戸 道 明 | 教授 |
博士(工学)、
技術士(機械・総監)
|
ME工学 | メカトロニクス | ○ |
竹 村 学 | 教授 | 工学修士 | 数理計画 | デザイン工学 | ○ |
本 橋 元 | 嘱託教授 | 博士(工学) | 風力、 マイクロ水力 |
デザイン工学 | ○ |
矢 吹 益 久 | 准教授 | 博士(工学) | 真空工学 | デザイン工学 | ○ |
和 田 真 人 | 准教授 | 博士(工学) | ソフトロボティクス・メカニクス、トライボロジー | デザイン工学 | ○ |
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