今、世界は、地球温暖化が原因とも考えられている気象変動や資源の枯渇に対する不安、経済発展によるエネルギー消費量の増大等、これまでに私たちが経験してきたことのない様々な課題で溢れようとしています。どこかの国の出来事がすぐに世界を巻き込んだ問題へと変化していきます。
このような世界規模のめまぐるしい変化の中で生活水準を維持し、さらに発展させるためには、これまでに無い物質や材料の開発が絶対に必要になります。またすでにある製品のリサイクル方法や効率の良い生産方法の発見も重要な課題です。
そこで「化学・生物コース」では、これからやって来る様々な課題に対応することが出来る技術者を養成することを目的として、物資・材料に関する化学やバイオテクノロジーの基礎を学ぶために必要な学習環境を提供します。学習の基本は豊富な実験・実習であると考え、これらの時間を確保し、新技術の開発や応用についての基礎的な理論と実践を低学年から学びます。そして4年生からは基礎応用技術を主とした物質と生物のコース選択制を導入しています。2年後には新たな改革を行い「材料工学」「資源エネルギー」「環境バイオ」の3分野と、より高度な教育システムの「アドバンスドコース」が選択できるようになります。卒業研究では「1人に1テーマ」のもとで少人数教育を行い、技術者となるために必要な知識やセンスを学ぶことができます。

教育課程(令和5年度 本科第1学年用)
※第2学年~第5学年用の教育課程表は学生便覧でご確認ください。
区分 授 業 科 目 単位数 学 年 別 履 修 単 位 数
1年 2年 3年 4年 5年





分析化学 2   2      
無機化学Ⅰ 2     2    
有機化学Ⅰ 2     2    
物理化学Ⅰ 2     2    
基礎生物学Ⅰ・Ⅱ 2      
化学工学Ⅰ 1     1    
物質化学実験Ⅰ・Ⅱ 3   1 2    
履  修  単  位  数 14 0 10 0 0



総合工学ゼミ 1       1  
応用物理Ⅱ 2       2  
物理化学Ⅱ 2       2  
機器分析 2       2  
無機化学Ⅱ 2       2  
有機化学Ⅱ 2       2  
生物化学 2       2  
環境とエネルギー 1         1
工業英語Ⅰ・Ⅱ 2       1 1
機械工学概論 1         1
材料化学 2       2  
化学工学Ⅱ 2       2  
情報処理演習 2         2
計算機実習 1       1  
計測制御 2        
生物工学基礎 1       1  
外国語雑誌会 1         1
履  修  単  位  数 28 0 0 0 20 8

※4、5年生は、4年次で選択した分野の科目を併せて履修する。

 

教員及び専門分野

                (氏名をクリックするとresearchmapのリンクに移動します)

氏名

職名 学位等 専門分野 所属分野

シーズ

(PDF)

阿 部 達 雄 助教 博士(工学) 環境化学、イオン交換、
生物無機化学
環境バイオ
伊 藤 滋 啓 准教授 博士(工学) 無機化学、結晶化学、
材料科学
資源エネルギー
上 條 利 夫 教授 博士(理学) 分析化学、材料科学、
トライボロジー
資源エネルギー
久 保 響 子 助教 Dr. rer. nat. 微生物生態学、環境微生物学、
分子生態学
環境バイオ
小 寺 喬 之 准教授 博士(工学) 化学工学、無機化学、
材料化学
資源エネルギー
斎 藤 菜 摘 准教授 博士(薬学) 微生物工学、生化学 環境バイオ
佐 藤   司 教授 博士(工学) 高分子化学 材料工学
瀬 川   透 教授 理学博士 有機化学、有機光化学 材料工学
戸 嶋 茂 郎 教授 工学博士 電気化学 材料工学
八 須 匡 和 講師 博士(理学)  生体分子化学、
有機合成化学
資源エネルギー
松 浦 由美子 助教 博士(理学) 無機化学、触媒化学 材料工学
南     淳 教授 博士(理学) 分子生態学、植物生理学  環境バイオ
森 永 隆 志 教授 博士(工学) 高分子化学、材料化学 資源エネルギー

 

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