3年生が鶴岡市ビジネスプランコンテストで最優秀賞を受賞しました

 創造工学科機械コース3年生3人で組織した「チーム・ミルメーク」が、第3回鶴岡市ビジネスプランコンテストで見事「最優秀賞」の栄冠に輝きました。

 このコンテストは、鶴岡市が学生を対象に開催し、ビジネスモデル創出を通じて、創業意欲の醸成や企画力などのスキル向上を図り、ひいては地域から産業界を牽引する人材の輩出を目指すものです。

 地域資源を活かし利益を追求する「ビジネスモデル部門」と地域課題解決を目指す「オープンガバナンス部門」で構成され、今回は県内外から大学生を含む31組の応募がありました。本校からは前者に応募したチーム・ミルメークの『山形の郷土料理について知ることができる高専生が作ったアナログゲームってどうですか?』と、「チーム・だだちゃ豆」の『つるい~工芸品・体験も購入も手軽に!~』の2組が書面審査を通過して8組の最終選考に残り、チーム・ミルメークがその中で見事「最優秀賞」を獲得しました。

 受賞したチーム・ミルメークの企画は、コロナ禍のステイホームでアナログゲームの需要が高まっていることに着想を得て考案したもので、地元山形の郷土料理を作り上げる過程において食材などが記載されたカードを交換してコインを競い合うカードゲームです。2月19日(土)に開催された最終選考会では「実現性が高い」と審査員から高評価を得ました。

 同22日(火)、メンバーの松浦千紘(ちひろ)さん、阿部時史(ときふみ)さん、福定隼也(しゅんや)さんの3名が、指導に当たった松橋将太准教授、森永隆志教授、伊藤卓朗准教授とともに校長室を訪れ、今回の受賞を森校長に報告しました。

 懇談の席で学生からの「授業の空き時間だけでなく、冬休み中もオンラインで連絡を取り合いながら企画を練り上げた」との説明に、教員は「与えたのは“地域らしさ高専らしさを活かした企画を”と言う課題だけ。学生だけでゼロからここまでの企画を練り上げた実績は凄い」と評価しました。森校長は「シンプルで見やすく、絵や色使いのセンスがいい」とプレゼン資料を絶賛、「大学生を含む31組の応募から最終選考に本校の2チームが残ったこと、そして最優秀賞にも選ばれたことは学校として大変誇らしい」と賞賛しました。

 チーム・ミルメークの皆さん、この度の受賞誠におめでとうございました。また、惜しくも受賞には至らなかったものの最終審査までコマを進めたチーム・だだちゃ豆の皆さん、この経験と実績を是非今後の学生生活や将来に活かしてください。

表彰式で喜びの表情を見せる左から阿部さん、松浦さん、福定さん
表彰状
受賞作の概要を森校長(右)に説明するチーム・ミルメークのメンバー
指導に当たった教員(左から松橋准教授、伊藤准教授、森永教授)

自慢のプレゼン資料を手に記念撮影
(前列左から福定さん・松浦さん・森校長・阿部さん、
後列左から松橋准教授・森永教授・伊藤准教授)
※撮影時のみマスクを外しました