「市民サロン2020 第1講」を開催しました

10月8日(木)に『今こそ考えよう-感染症に立ち向かうために-』をテーマに、市民サロン2020の第1講を開催しました。なお、新型コロナウイルス感染予防のため、人数制限を設けて実施しました。

今回は、医療法人なごみ会 産婦人科・小児科 三井病院 副院長で小児科医の三井直弥 氏をお招きし『新型コロナウイルス感染症とインフルエンザ~正しく知って正しく怖れるために~』と題し、現在 私達の生活に大きな影響を与えている新型コロナウイルスと、これからの季節に流行するインフルエンザについてお話しいただきました。毎日使用するマスクについて、それぞれの種類の飛沫の「漏れ率」や、自分に合った大きさのマスクの使用、しっかりとフィットさせることの大切さなどをご紹介いただきました。また、コロナ・インフルエンザ両方について、改めて手洗いの重要性をご説明いただきました。

続いて、本校 創造工学科 基盤教育グループの森木三穂 助教が、『古典文学と疫病~「栄花物語」「更級日記」そして、「源氏物語」』と題して講演を行いました。「栄花物語」「更級日記」から、ちょうど1000年前にも現代のような病が流行していたこと、当時の人々がどのように病と向き合っていたのかを、時代背景と共に原文の解説を交えて紹介しました。また、当時と現代の共通点として、病が流行る中でも人々は心を癒すため文化芸術(当時は物語)に救いを求めたこともお話ししました。

三井 氏のご講演の様子 森木 助教の講演の様子

※講演中はマスクを装着しておりませんが、万全な新型コロナウイルス感染対策の上、実施しております。

聴講の様子