第51回産業技術フォーラムを開催しました

12月17日(火)に庄内産業振興センターにおいて、第51回産業技術フォーラム(共催:鶴岡高専技術振興会)を開催しました。

今回は、株式会社野村総合研究所 社会システムコンサルティング部 部長で主席研究員の神尾文彦氏を講師に迎え、『デジタル時代の独立拠点都市圏(グローカルハブ)構築戦略』と題しご講演いただきました。神尾氏は内閣官房の「未来技術×地方創生研究会」委員や、山形県の政策課題研究会委員の他多数の委員をお務めになるなど地方活性化には大変造詣の深い方でいらっしゃいます。

地方創生が叫ばれて久しい一方で、東京への一極集中の傾向が変わっていない我が国の現状の中、今後もGDPを確保していくには、人口規模に関係なく高い生産性と収益性、そして競争力を有する都市圏“ローカルハブ“の存在が不可欠です。そして、ローカルハブが上手く機能しているドイツの代表的な都市を挙げ、機能している理由やその源泉となっている特徴的な産業を紹介していただきました。

また、我が国の地方圏でも中核企業と特徴的な産業があればローカルハブとして機能し得ることが紹介され、鶴岡市や酒田市には研究開発人材が集積していることから優秀な人材や大学発ベンチャーを生み出す土壌があること、そして産学官民が一体となって企画戦略・推進することで、全国にも例がないローカルハブになるポテンシャルを備えていることをお話いただきました。

神尾 文彦 氏

会場の様子