鶴岡高専通信(平成24年9月発行)
教務主事から
今、鶴岡高専が力を入れていること
(1)JABEE(日本技術者教育認定機構)の継続審査に合格しました。
2010年、JABEE(生産システム工学プログラム)の第二期の審査に臨み、無事認定校として合格しました。本校は国際社会でも活躍できる学生の育成を目的に、その教育の水準や質の維持、そしてたゆまない教育方法の改善などについて、第三者による外部審査により評価しています。学内の教務委員会、教育点検評価委員会、教育改善委員会を中心に教職員が一丸となって取組んでいます。教育内容のみならず教育環境を整備しより良くすることも重要です。本校では耐震工事にともなう校舎改修も一部を残し完了し、全教室が広くなるとともに冷暖房が設備されています。
(2)本科生・専攻科生が海外留学しました。
日本の技術はこれまで以上に世界的に高評価を受け、ハイブリッドカーをはじめ新幹線など技術輸出国です。国際社会で活躍するためには、専門的知識や技術はもちろんのこと、広い視野にたってものごとを考え、意思伝達や相互理解のためにコミュニケーションが出来る素養が必要です。さらなる英語力の向上や異文化交流を目的にアメリカ合衆国コロラド州レッドロックス・コミュニティカレッジへの短期留学、フランス国リールA技術短期大学との交換留学が行われています。また、タイのキングモンクット工科大学、フィンランドのトゥルク応用科学大学、ヘルシンキ応用科学大学との交流も開始されました。この2012年3月には、本科3年から5年の学生12名がアメリカへ留学に行ってきました。また、専攻科生がフランスおよびフィンランドへ留学しました。
(3)学生へキャリアガイダンスを行っています。
自分の将来を見据えるために、各学年で県内、県外の工場見学を行っています。また企業に就職し中核となっている卒業生のOB・OGを招き、各学科でインターンシップ講演会を開催しています。学科長による各学科の進路状況やキャリア支援室長による就活の講話を行っています。また、実用英検を始め工業英検やTOEIC、ITパスポート、基本情報処理技術者試験など、各種資格試験の受験を推奨しています。これらの資格は会社に入ってからキャリアアップに必要な資格として取得を義務付けている企業も多数あります。2009年、本校制御情報工学科3年に在学する学生2名が技術士補(情報工学部門)に合格し、県内最年少の技術士補が誕生しました。2010年ではさらに4名が、2011年には1名が合格しました。合格には四年制大学卒業程度のレベルが要求されており、卒業後4年以上の実務を経て技術士を目指します。
本科4年生と5年生では、従来実用英語技能検定試験、工業英語能力検定試験の取得級に応じて単位認定を行っています。さらに、TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)についてもそのスコアに応じて単位認定を行います。
TOEIC | 400点〜495点 | 1単位 |
500点〜695点 | 2単位 | |
700点〜895点 | 4単位 | |
900点〜990点 | 6単位 | |
(4)地元企業と共同研究を通じた学生教育
地域密着型高専を本校の教育・研究の方針とし、山形県の技術レベルの向上をになう使命を自覚した教育をおこなっています。本校の地域共同テクノセンターを窓口に、地元企業との共同研究を多くの教員が行っています。これら教員の研究力を卒業研究や専攻科研究を通じて学生に伝授します。さらに、共同研究先の企業の技術者からの実務面からの助言等により、多面的に物事を考えるよう教育します。さらに専門性を深め、研究を行いたい場合には専攻科から大学の大学院へ進学する道も開かれています。
今年度から地域共同テクノセンター内にCO-OP教育推進室を設置し、地元企業との共同教育の推進を行って行きます。
学生主事から
1.新年度の学生生活指導方針と具体的指導
○ 基本方針 |
・社会の一構成員たる創造的・実践技術者の育成 |
・いかなる問題に対しても敢然と取り組む行動力 |
・自己の技術的行動を合理的に遂行するための専門知識の獲得能力 |
○ 生活指導と交通安全指導の目標と指導 |
1)生活指導 |
・基本的生活習慣の育成 |
・規範精神の高揚 |
・教員等による指導を随時実施の予定 |
2)交通安全指導 |
・人命の尊重 |
・遵法精神の育成 |
・自己安全管理の徹底 |
・教員等による指導を随時実施の予定 |
○ 指導体制・態勢の確立 |
・学校―学生―保護者―地域の連携 |
・学内の連携:担任、担任会、学生支援センター、学寮他 |
・正課および課外教育(活動など)による全人教育 |
・問題発生後の対応 |
○ 問題行為の予防・事前指導の徹底 |
・いじめ、窃盗、暴力行為、不純異性行為、飲酒、喫煙、交通事故・違反 |
○ マナーの向上 |
・服装・身だしなみ、携帯電話使用、自転車乗車 |
○ 防犯 |
・外部不法侵入者による事件が多発しているため、防犯カメラを設置 |
2.平成23年度の進路状況
○ 就職状況 |
就職希望者は約70% |
求人倍率は、本科6倍・専攻科14倍と好調! |
就職は100%! |
○ 進学状況 |
進学希望者は約30% |
進学は100%! |
近年、難関大学への進学が増加している |
3.課外活動の主な大会日程
_
(1)高専大会
(a)東北地区高専大会 | 7/6(金)~8(日) | A大会:福島高専主管 |
B大会:秋田高専主管 | ||
(b)全国高専体育大会 | 8/中旬~下旬 | 中国地区主管 |
(c)東北地区高専ラグビー大会 | 10/12(金)~16(火) | 福島高専主管 |
(d)ロボコン東北地区大会 | 10/28(日) | 福島高専主管 |
(e)プログラミングコンテスト | 10/13(土)~14(日) | 有明高専主管 |
(f)ロボコン全国大会 | 11/25(日) | 両国国技館 |
(g)ラグビー全国大会 | 1/4(金)~9(水) | 神戸高専主管 |
_
(2)高等学校大会
(a)田川地区春季高校野球地区予選 | 4/28(土)~5/7(月) | |
(b)田川地区高校総体 春季大会 | 5/12(土)~13(日) | |
(c)山形県高校総体 | 6/1(金)~3(日) | |
(d)高校野球選手権大会山形大会 | 7/12(木)~25(水) | |
(e)田川地区高校総体 秋季大会 | 9/8(土)~9(日) | |
(f)田川地区秋季高校野球地区予選 | 8/24(金)~9/10(月) | |
(g)山形県高校新人体育大会 | 10/13(土)~14(日) | |
11/3(土)~4(日) |
_
人生において大切な青春時代を本校で過ごす学生諸君には、卒業・修了後の「目的・目標」をしっかり定め、「高専学生としての矜持(プライド)」を常に持ち、「やって良いこと悪いことのけじめ」をつけた生活をし、充実した学校生活を送ることを期待します。 |
_
寮務主事から
1.入寮式が4月7日(土)、開寮行事が4月9日(月)に行われます。新1年生101名(男子90名、女子11名)が入寮し、鶴鳴寮も新しい年度を迎えることになります。今年度の寮生総数は416名です。このうち女子学生は39名、留学生は10名です。この他に、短期(3ヶ月程度)留学生7名を受け入れることになっています。
新年度の学寮関係スタッフは以下のとおりです
寮務主事 | 佐藤 浩 | (総合科学科) |
寮務主事補 | 田邊 英一郎 | (総合科学科:1年生担当) |
佐々木 裕之 | (機械工学科:3・4・5年生担当) | |
宝賀 剛 | (電気電子工学科:2年生担当) | |
西山 勝彦 | (制御情報工学科:女子学生担当) | |
寮監 | 比留間 浩介 | (総合科学科) |
学生課長 | 黒田 義弘 | |
寮務係長 | 井上 弘 | |
寮母 | 吉住 洋子 | |
宍戸 陽子 | ||
用務員 | 廣瀬 淳一 |
_
2.今年度前期に予定している主な学寮関係の行事等は以下のとおりです。
月 | 日 | 曜日 | 行事等 | 備考 |
4月 | 7日 | 土 | 入寮式 | |
9日 | 月 | 開寮行事 | ||
12日 | 火 | 第1回学寮連絡協議会 | 16:00~ 寮第一談話室 | |
15日 | 日 | 春季クリーン作戦 | ||
19日 | 木 | 寮生会総会 | 総会終了後新入寮生歓迎会 | |
5月 | 8日 | 火 | 第2回学寮連絡協議会 | 16:50~ 寮第一談話室 |
9日 | 水 | 寮生避難訓練 | ||
6月 | 5日 | 火 | 第3回学寮連絡協議会 | 16:50~ 寮第一談話室 |
7月 | 10日 | 火 | 第4回学寮連絡協議会 | 16:50~ 寮第一談話室 |
26日 | 木 | 閉寮行事 | ||
9月 | 2日 | 日 | 開寮行事 | |
4日 | 火 | 第5回学寮連絡協議会 | 16:50~ 寮第一談話室 | |
14日 | 金 | 寮祭 | ||
28日 | 金 | 居室移動 |
※ 上記以外に予定されていること。
4月下旬 | …… | 寮生自転車の車体検査・登録及び移動 |
5月第2週 | …… | 1年担任と指導寮生との懇談会 |
2年担任と指導寮生との懇談会 | ||
5月(日時未定) | …… | 金峰登山(天候が良いときのみ実施) |
事務部から
図書情報係
【開館時間について】
図書メディアセンターの開館時間は、次のとおりです。
・月曜日~金曜日:8:30~20:00
・土曜日:9:00~17:00
なお、日曜日、国民の祝日は休館となります。
学外の方も利用できます。(カウンターで手続きをとると館内閲覧、館外貸出(8日間以内3冊まで)が可能です)
財務係
【平成24年度学生諸納付金関係について】
今年度の学生諸納付金については、次のとおりとなります。
支払期日等ご確認のうえ、お手続きくださるようお願いいたします。
(学年をクリックすると、金額一覧表が表示されます。)
平成24年度 月別口座振替一覧 | (1学年) | |
平成24年度 月別口座振替一覧 | (2学年) | |
平成24年度 月別口座振替一覧 | (3学年) | |
平成24年度 月別口座振替一覧 | (4学年) | |
平成24年度 月別口座振替一覧 | (4学年編入生) | |
平成24年度 月別口座振替一覧 | (5学年) | |
平成24年度 月別口座振替一覧 | (専攻科1学年) | |
平成24年度 月別口座振替一覧 | (専攻科2学年) |
教務係
【前期末試験(1~5年)】
9月24日(月)~28日(金)に前期末試験を実施します。
学生係
奨学金及び授業料免除に関してのお知らせ
本校では、経済的理由で修学困難な状況になることを防ぐために、保護者の皆様へ経済的な支援策を周知させて頂いております。詳しくは、下記の記載を見て頂くとともに、学生係までご相談を頂くようお願いします。
・奨学金制度(日本学生支援機構奨学金)
経済的理由で就学困難になった学生に、選考の上、奨学金が貸与されます。その際、学業、人物ともに優れ、健康であることが条件です。
・緊急採用・応急採用(日本学生支援機構奨学金)
主たる家計維持者の失職・破産・事故・病気・死亡もしくは火災・風水害等により家計急変し、緊急に奨学金が必要となったと認定され、家計急変の事由が発生してから12月以内である者が対象です。年間を通じ、随時申込みを受け付けます。災害救助法適用地域の方で奨学金希望の方は、該当者全員の推薦を受け付けます。災害救助法適用地一覧は下記のとおりです。ご確認下さい。
http://www.jasso.go.jp/saigai_chiiki/index.html
◆日本学生支援機構のホームページ 「奨学金の申込みにあたって」
http://www.jasso.go.jp/saiyou/abc.html
・その他の奨学金制度(地方公共団体・民間団体の育英事業・会社など)
・高等学校等就学支援金について
平成22年度より、高等学校等就学支援金制度が実施されています。本校では、本科1年生から3年生までこの制度の適用をうけます。
・免除制度、猶予制度
入学料免除制度
入学前1年以内に、主な学資負担者が死亡した場合、または本人もしくは主な学資負担者が風水害等の災害を受けたりし、入学料の納付が困難であると認められる者は、本人の申請のもとに選考の上で入学料の全額または半額が免除されます。
入学料徴収猶予制度
経済的理由で納付期限までに入学料納付が困難であり、かつ、学業優秀と認められる者は、本人の申請のもとに選考の上で入学料の徴収が猶予されます。
授業料免除制度
授業料は前期分と後期分の2期分けて納付することになっています。しかし、経済的理由で授業料納付が困難となり、かつ、学業優秀と認められる学生に対し、本人の申請のもとに選考の上で各期の授業料について、全額または半額が免除されます。
寮務係
【寮費等の徴収方法】
寮費(入寮費・運営費・暖房費)
運営費は4~9月分(前期)を4月に、10~3月分(後期)を10月に、暖房費は4月分及び11~2月分を10月に口座引き落としにより徴収します。
・入寮費 新入寮時 3,000円
・運営費 月額 8,500円(ただし、7・8月分、2・3月分は合わせて1ヶ月分)
・暖房費 年額 27,000円
給食費(食事材料費・加工費)
・日額 1,000円
在寮日数に応じた月額を給食業務委託業者が口座引き落としにより毎月徴収します。手続きについては、業者から通知があります。
行事予定
9月2日 | 日 | 開寮 開寮行事 |
3日 | 月 | 始業行事 授業開始 |
5日 | 水 | 運営会議 防災訓練 |
8日~9日 | 田川地区高校総体秋季大会 | |
12日 | 水 | 進路指導①(4年) |
14日 | 金 | 寮祭 |
24日~28日 | 前期末試験 | |
28日 | 金 | 寮居室移動 |
10月1日 | 月 | 後期授業開始 |
5日 | 金 | 寮生避難訓練 |
12日~16日 | ラグビー東北大会(福島) | |
13日~14日 | プロコン本選(有明) 山形県高校新人体育大会(前期) |
|
17日 | 水 | 金曜授業 |
18日 | 木 | 高専祭準備(本・専,午後) |
19日~20日 | 高専祭 | |
27日 | 土 | 学年保護者懇談会(4年) |
28日 | 日 | ロボコン東北大会(福島) |