「K-ARCシンポジウム2023」を開催しました
3月11日(月)に鶴岡市先端研究産業支援センターを会場に「K-ARC(ケーアーク)シンポジウム2023」を開催しました。
この事業は、高専間の研究拠点構築を目指して平成27年7月に同センター内に設置された「高専応用科学研究センター(KOSEN-Applied science Research Center)」から地域の皆さまへの情報発信を目的に年1回開催しているものです。9回目となる今回は「未来を拓く最先端材料科学」をテーマに、ご講演いただきました。
初めに本校K-ARC部門の八須匡和 講師から、K-ARCの目的や活動等について説明を行いました。
次いで、本校教員の金帝演 准教授と荒船博之 准教授から、研究事例について、わかりやすく紹介させていただきました。
招待講演では、日清紡ホールディングス株式会社 新規事業開発本部 開発室沓澤結菜 氏より、燃料電池に関する研究を講演いただきました。燃料電池の仕組みや研究による更なるパフォーマンス向上を目指していること、水素社会の実現と脱炭素化に取り組まれていることをご説明いただきました。
最後に、基調講演として、山形大学大学院理工学研究科 古川 英光 教授より、3Dプリンティング技術と人工知能(AI)の進歩がもたらす「物質通信」という新しい概念を講演いただきました。3Dフードプリンターで寿司が作れることなど、最新の技術を動画でご紹介いただき、更に4Dプリンティング技術についてもご説明いただきました。
当日は、企業、官公庁及び本校の学生を含む28名が聴講に訪れました。
本校はこれからも研究・地域連携活動に関してのトピックを皆さまに発信して参りますので、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
鶴岡高専 K-ARC部門 八須 匡和 講師 |
鶴岡高専 情報コース 金 帝演 准教授 |
鶴岡高専 機械コース 荒船 博之 准教授 |
日清紡ホールディングス株式会社 沓澤 結菜 氏 |
山形大学 古川 英光 教授 |
当日の様子 |