本校学生による希少・難治性疾患の啓蒙活動が「学生による地域貢献・活性化プロジェクト」に2年連続で採択!

本校学生による企画「RDD in 鶴岡高専 ~希少性、難治性疾患への理解を広める~」が、昨年度に続き大学コンソーシアムやまがたの令和5年度「学生による地域貢献・活性化プロジェクト」に採択されました。

本企画代表者の太田隼人さんは「私たちの一番大きな目標は、希少・難治性疾患を持つ人たちを含めて人々の生活をより豊かにすることです。ここでの豊かさはお金ではなく“充実感”です。本校での活動は2年目になり、病気の当事者の方と接する機会も増え、多くの人がこの活動に参加して良かったと言っています。これまでの経験から高専生にできる事を考え、今年度は「高専の特色を生かしたモノづくりによる貢献」を目指しています。」と本校におけるRDD活動の意義を説明し、「今回採択された企画では、今年12月に神戸で開催予定の第3回全国高校生RDDサミットへ参加し、鶴岡高専でのこれまでの活動を全国の高校生に紹介するとともに、これからの活動の進め方や仲間の増やし方、他校との協力などについて話し合いたいです。」と本助成による活動への抱負を述べました。

顧問を務める基盤教育グループ伊藤卓朗准教授のコメント
「本校ではまだ少人数での活動ですが、2年連続で採択されたのは、この活動の重要性と将来性を見込まれているからだと感じます。今後も、病気や多様性を理解し、モノづくりを通じて問題を解決しようとするRDD in 鶴岡高専実行委員会が自由に活動できるようにサポートしていきます。」

RDDとは、Rare Disease Day (世界希少・難治性疾患の日)の頭文字で、2008年にスウェーデンで始まった活動で、2010年からは日本でも行われており、現在では2月末日を中心に世界中でイベントが開かれています。本校では創造工学科化学・生物コース3年の太田隼人さんが発起人・代表となり2022年に活動を初め、RDDイベントやサポート機器開発に関する講演会、高専祭でのサポート機器の体験会、難病カフェ in 庄内でのボランティア、RDD高校生サミットでの他校との交流など少しずつ活動の幅を広げてきました。

RDD in 鶴岡高専実行委員会の梅津光弥さん(1年)と太田隼人さん(3年)