本校学生が地域中学校で授業の講師を務める地域連携教育活動を行いました

令和7年7月4日(金)、鶴岡市立櫛引中学校の授業「地域学習プレゼンテーションに向けた演習」において、本校の本科4年生の6名が講師(ファシリテーター)を務める地域連携教育活動を行いました。今回は、工業高専の有する技術的シーズとは異なるものの、必須とされるジェネリックスキルのうちのひとつであるコンピテンシー(対人基礎力、対自己基礎力、対課題基礎力)を活かす内容を主体とした、新しいかたちの地域連携教育として学生による初めての試みとなりました。学生らによって予め中学校からのニーズを調査し、講演内容の設計に取り組み、今回は「ディスカッション・プレゼン力を身に付ける」をテーマとして実施されました。

約2時間の授業時間で、課題解決のためのディスカッションや発表ポスター作成、ポスターセッションを行った中、生徒からは、「自分たちがこんなにできるとは思わなかった」「今までやったことのない授業でとても面白かった」などのフィードバックを頂き、また中学校の教員の方々からは、「ぜひまたやってほしい」とのお声を頂戴いたしました。

ディスカッションのデモンストレーションの様子

アイスブレイクの様子(学生生活チーム)

ポスター作成の様子

ポスターセッションの様子

【学生の感想】

今回が初めてとなるこの取り組みは、鶴岡高専で培われたプレゼン力・技術力・人間力を地域に還元したいという思いから発足しました。結果として、ご協力くださった中学校側だけでなく、参加した我々高専生にとっても自らの実力を見直し、新しい視点を得る良い機会となりました。この度の経験や反省を活かし、今後も鶴岡高専から教育を活発にする取り組みを続けてまいります。 (渡部千晴:情報コース4年)

 

【本校からの参加学生(6名:いずれも4年)】

・機械コース:堀米 晴

・電気・電子コース:深瀬 和志

・情報コース:渡部 千晴、深澤 雅空、アミン

・化学・生物コース:五十嵐 瑠依

 

最後に、この活動の原型を築くにあたって尽力してくださった櫛引中学校の教職員の皆様に、心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。