「第2回 MASP-地域連携講演会」を開催しました

 12月6日(金)、本校8号館において「第2回MASP-地域連携講演会」を開催しました。本校は、令和6年2月より、東北地区および新潟県の大学・高専(計22校)によって発足したプログラム「MASP【みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム】」に参画し、研究成果を活かした起業を目指す活動に取り組んでおり、本講演会はその活動の一環として開催されました。今回は、株式会社NKエナジーフロンティア 代表取締役 社長の小林 直哉 氏 を講師としてお招きし、「起業して実感したこと ~成功例・失敗例~」と題し、ご講演いただきました。

 はじめに、起業に至るまでのご自身のキャリアや研究開発の成果について、ご紹介いただきました。4つの企業において、ニカド電池、リチウム二次電池、全固体電池等、あらゆる種類の電池の研究開発に従事され、製品化の実績に加え、転職を通して学んだことや得られたものについてお話しいただきました。

 続いて、ご自身の起業経験に基づき、起業の準備や手続きの流れについて分かりやすくご説明いただき、会社運営において重要となる知識や業務についてお話しいただきました。さらに、これまでの成功事例や失敗事例をご紹介いただきながら、起業することのメリットやデメリット、今後のご自身の展望についてもお話しいただきました。

 質疑応答の際は、参加者から多くの質問が飛び交い、起業に向けて大変参考となる多くの情報をご提供いただきました。今後も、鶴岡高専発の起業化の実現に向けたイベントの開催を予定しておりますので、引き続き本校の教育・研究へご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

小林 直哉 氏

会場の様子