令和5年度 技術士第一次試験に本校学生が合格しました

令和5年度の技術士第一次試験に、本校から17名の学生が挑戦し、2名の学生が合格しました。

◇電気電子部門(1名)
 ・元木 一翔 さん(電気・電子コース5年)

◇情報工学部門(1名)
 ・大沼 菜緒 さん(情報コース5年)

 「技術士」は、「科学の専門知識と高度な応用能力、豊富な実務経験を有する者」と定義される、技術者にとっては最高峰の国家資格です。この技術士になるために必要な技術を取得する資格として「技術士補」があり、高等教育機関のキャップストーンに位置づけられます。「技術士補」の試験は技術士第一次試験に相当しますが、この第一次試験は4年制大学の自然科学系学部の専門教育課程修了と同等レベルとされており、令和5年度の合格者の平均年齢は32.4歳。4年制大学でいえば2年生に相当する本科5年生での合格は快挙といえます。最終学年の多忙な学生生活の中努力を積み重ね、見事合格を勝ち取った2名の学生から一言ずつコメントをいただきました。

◆5年間の高専の総括のような試験でした。指導教員の宍戸先生から「学校の成績ではなく、客観的な尺度(国家試験)で学習到達度を証明せよ」とのアドバイスを受け挑戦したのですが、今は達成感で感無量です。学業・資格・研究活動といったマルチタスクの総決算を締め括ることができた、高専生活で大変充実した年でした。これらの収穫を就職後に活かしていけるように尽力したいです。
(元木一翔さん:酒田四中出身)

◆今回が初めての受験で、学校の勉強との両立は不安でしたが、指導教員の渡部誠二先生の温かいフォローアップをはじめとする関係者の様々なご協力を頂き、無事に合格することが出来て良かったです。科学技術に対する興味と関心が一層高まりました。今回の受験の機会によって得られた経験や知識を活かして、これからも勉学に励んでいきたいです。
(大沼菜緒さん:鶴岡一中出身)

        元木さん 大沼さん