専攻科応用化学コース学生が若手奨励賞を受賞

 令和4年12月5日(月)から7日(水)にかけて神奈川県横浜市の産業貿易センタービルを会場として開催された第32回日本MRS年次大会において、専攻科応用化学コース2年の小田渚さんが「若手奨励賞」を受賞しました。本賞は、日本MRSが年次大会において優秀な発表をした若手研究者(大学生、大学院生、40歳未満の研究者・教員など)を表彰するもので、1月に受賞が発表されました。表彰候補者のうち、受賞者はわずか10 %程度という栄誉ある賞です。今年の受賞者のうち、小田さんは最年少での受賞となりました。

 小田さんの研究テーマは「陽極酸化ポーラスアルミナ-濃厚ポリマーブラシ複合材料の摩擦耐久性評価」です。この研究は表面に高分子とナノスケールの細孔を加工することによって摩擦を低減する新規低摩擦材料の開発研究です。現在、省資源・省エネルギー化が求められる中で、摩擦の低減によってそれらの解決が期待できる点などが評価されました。

 小田さんは「様々な学会や、高専間連携のGEAR5.0のキャンプに参加したことによって人前での発表経験を積めたことが受賞につながったと感じています。先輩方に引き続いて、研究室に賞を持ち帰ることができて嬉しいです。」と受賞の喜びを話しています。

受賞した小田渚さん
(写真撮影時のみマスクを外しています)
賞状