理系漫画家”はやのん”さんを迎えてワークショップ及び講演会を行いました

_去る1月25日(水)、理系漫画家として活躍されている”はやのん”さんをお迎えして、「見せる!プレゼンテーション・ポスターのための講座」と題したワークショップ(希望者)及び「理系で生きていくこと!」(3年生対象)と題した文化講演会を開催しました。
_“はやのん”さんは、琉球大学理学部を卒業後、漫画家のアシスタントやイラストレーターなどを経て現在に至り、専門誌にイラストや企業・研究所等訪問の連載記事をもっています。その傍ら、応用物理学会人材育成・男女共同参画委員会委員や、NPO法人物理オリンピック日本委員会の発起人などの要職を担われているという異色の女性漫画家です。
ワークショップでは、画像編集ソフトを利用した効率的な描画法や、ポスター発表における具体的な手法が漫画ライブを交えて紹介されました。学生達はメモをとりながら、テンポのよい講話に引き込まれるように聞き入っていました。
_一方、講演会は、学生向けのキャリア教育の一環として行われました。男女共同参画の視点も含めてのご自身のユニークな経歴や、現在のお仕事の一端である、研究者を取材・紹介する漫画連載等についても、話していただきました。
_大学入学までを過ごされた石垣島の環境や理系卒の知識を活かしたこれまでのお仕事、また2児の母としてご主人の協力を得ながらの家庭生活などを、漫画のスライドショーで楽しく紹介されましたので、会場は和気藹々とした雰囲気に包まれました。
_さらに、今回は”はやのん”さんの秘書である阿部さんが呉高専ご出身とのことで、特別にご登場いただき、在学当時の高専生活や、ゲーム制作会社で有名ゲームソフトの開発に携わっていらっしゃった頃のお話などをしていただきました。”はやのん”さんとの掛け合いで楽しく紹介してくださり、実際にプログラムを披露された場面では、学生から「おおっ」と驚きの声があがったほどでした。
_終了後のアンケートでは、「大変良かった」、「良かった」と回答した学生の割合が95%を超え、圧倒的な支持を得たという結果となりました。そして、ワークショップ及び講演会それぞれに、次のようなコメントが寄せられました。

•技術的な部分がたくさん聞けて良かった。
•プロの仕事を見て、プロに求められているものを学ぶことができた。
•理系と漫画という異色の組合せが面白かった。
•研究職のイメージが全くわかなかったけれど、今回の講演で理解することができた。
•理系であることをどう活かすか、そしてどう生きていくのかを考えることができた。

_“はやのん”さん、阿部さん、雪の中をありがとうございました。



理系漫画家はやのんさんによる本校正門前のイラスト