山形県商工観光部と『研究・技術支援並びに人材育成についての連携に関する協定』を締結しました

協定を締結し握手する横山校長と廣瀬部長

 鶴岡高専では,これまで県産業技術短期大学校や県工業技術センターとの共同研究事業等として『無線式スマートセンサによる中小工場向け可搬型省エネ診断システムの実証研究』や『企業技術者向けの3D-CAD講習会』などを実施し,活発な研究交流活動を行って参りました。

 これらの実績を踏まえ,本校が標榜する『地域密着型高専』としての地域に対する役割を更に推進すべく,横山正明校長は,平成22年12月6日山形県庁において廣瀬渉県商工観光部長と『研究・技術支援並びに人材育成についての連携に関する協定』を締結しました。協定期間は,3年間です。双方から特に意見がなければ,自動更新する。

 この協定により,本校が県内における科学技術の発展及び産業振興のために,県商工観光部(含む県工業技術センター及び県産業技術短期大学校)と更に連携し,研究の推進と産業界の人材育成の促進を図るための具体的な取り決めができた。
 両機関は,今後も継続して活発な連携協力活動が行われるものと期待しています。
 
 具体的な協定事業は,次のとおりです。

協定締結式(山形県庁)

 ①県内企業等に対する技術的な支援に当たっての連携
 ②研究成果の県内企業等に対する移転に当たっての連携
 ③研究プロジェクト等における連携
 ④県内企業等に対する人材育成支援に当たっての連携
 ⑤研究員等の各研究分野並びに人材育成における連携
 ⑥施設及び設備の相互活用

 協定締結に当たっては,次の方が陪席しました。 
  山形県側:赤塚産業技術短期大学校長,
         武田工業技術センター所長
  鶴岡高専側:佐藤地域共同テクノセンター長,
          落合事務部長,黒沼企画室長

《お知らせ》
 本校では,この協定が形だけで終わることなく,協定の趣旨に基づき積極的に交流を進め,山形県における科学技術の発展及び産業振興に寄与して行く所存でございますので,企業,関係機関に於かれましては,本協定に関する事項等について積極的にお声掛けをいただければ幸甚です。

 また,協定締結後の最初の事業として,12月13日に鶴岡駅前マリカにて庄内地域の電子技術者と組込みソフトウェアに興味ある者を対象に『第1回組込み技術者交流会』を実施しました。第2回交流会は,1月18日(火)に開催予定です。