本校化学・生物コースの学生及び佐藤司教授が、第22回化学工学会学生発表会において奨励特別賞を受賞しました

   本校化学・生物コースの伊関叶互君、小林歩夢君(2名とも4年生)及び佐藤司教授が、第22回化学工学会学生発表会において「奨励特別賞」を受賞しました。
 化学工学会学生発表会は、高校生、高専生及び大学生が、研究成果の発表と闊達な討論を行うことにより、研究者あるいは技術者として堅実に成長することを目的とし、公益社団法人化学工学会の主催で開催されているもので、第22回となる今回の学生発表会は、令和2年3月7日に中央大学後楽園キャンパスを会場に開催される予定でした。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い開催が中止となったため、当日発表が予定されていた高校生及び高専生1~3年生の題目については、奨励特別賞を授与されることとなったものです。
 今回、3名が発表を予定していた題目は「身の回りの生分解性プラスチックは本当に分解するか」。生分解性プラスチックとは、使用後に微生物等のはたらきによって分解されるもので、最終的には二酸化炭素と水に分解される、環境に配慮したプラスチックです。近年は石油資源の浪費抑制や、廃棄物の減量という観点からも注目を集めている生分解性プラスチックですが、実際に生分解されるかどうかといった検査方法は種々あるほか、検査にあたっても設備が整っていないと難しいことが課題となっています。
 そこで3名は、短時間かつ簡易的な試験で、生分解されるかどうかを確認できるよう、基礎的な検討を行いました。まずは2種類の生分解性プラスチックを用意し、腐葉土に埋没させたり、アルカリ度の異なる溶液を作って浸したりして、1日置きに重量の変化を確認します。その結果、浸した溶液のアルカリ度が高い方、また、プラスチックの表面形状が平らなものよりも粗い方が、より分解のスピードが速いことが判明しました。
 今回は大会の中止により、残念ながら当日の発表は叶いませんでしたが、化学工学会からは「今後ますますの研鑽を期待して」奨励特別賞の授与がありました。伊関君、小林君は4年生に進級し、この大会の発表対象からは外れることとなりましたが、今後もこの研究を続けていくとのことです。
 3名のこれからの研究成果に、今後もぜひご注目ください!

 

 

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