地域連携センター長挨拶

 

地域連携センターは、地域社会・地域企業等と鶴岡高専のパイプ役となるべく、平成26年4月に前身の地域共同テクノセンターから名称を改めてスタートし、現在に至っております。本センターは、「研究協力・技術支援」、「技術相談」及び地域の「科学技術教育の推進」などを通して、地域社会の発展に寄与することを目的としております。

本センターでは、地域のニーズに応えるべく、セミナー等のイベントを通じて鶴岡高専の研究シーズを発信しております。より多くの皆様に鶴岡高専に興味を持っていただき、地域企業・自治体・市民の方々から気軽にお声がけいただけるような環境づくりを推進します。また、地域大学、企業、自治体と共創して地域課題の解決のために鶴岡高専の研究成果や技術を役立てることができるよう活動してまいります。

鶴岡高専は、庄内地域で唯一の工学系高等教育機関です。専攻科を合わせると15歳から22歳までの約850名の学生が毎年在籍しており、そのうち7割程度が庄内出身者です。この学生たちは卒業してすぐに地元に就職する場合もあれば、進学や県外就職の後にUターンで帰ってくることもあります。また、最近では県外出身の学生がこの地域の企業に就職するIターンも出ています。鶴岡高専の在学生が地域社会と関わり、地域の産業や課題、文化をよく知る機会を作り、いずれ地域の活性化と発展に貢献する「人財」となるべく導くことが本校の地域貢献における重要な役割の一つと考えています。

最後に、本校及び本センターは、多くの企業・団体からご支援とご協力をいただいております。これまでの連携をさらに進展させ、新たな取り組みにも果敢にチャレンジしていく所存ですので、今後も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和7年4月
地域連携センター長
鶴岡高専 創造工学科 教授 斎藤 菜摘

 

 

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