サービス・デザイン部「テクノ・パラメディック」が2025輝く県民活躍大賞を受賞しました

 本校サービス・デザイン部が主体となり行っている活動「テクノ・パラメディック」が、山形県の「2025輝く県民活躍大賞 ジュニア・ユース部門」を受賞し、令和7年11月25日県庁において本年度授与式が行われました。

 本賞は、社会貢献活動に対する県民の関心を高め、積極的な参画を促すとともに、県民が様々な分野で活躍できる風土づくりを推進するため、本県の社会貢献活動や地域活性化に寄与する取組で、本年度はジュニア・ユース部門で3団体、 若者部門で1団体、一般社会貢献部門で3団体が受賞となりました。

 テクノ・パラメディックは、県内の離島「飛島」において、「日頃の学修を地域のために」をテーマに、現地での合宿形式により家電修理等を行う労働・技術力提供型のボランティア活動で、今年で16年目の活動となりました。主な活動は島民の家電修理であり、酒田市との調整、島内での広報、修理依頼品の集約、活動終了報告までを行っています。さらには環境保護活動として避難経路の枝打ちや依頼のあった倉庫の清掃のほか活動期間中の自炊を行っており、活動は多岐にわたります。また、今年は初めて長期留学生が参加しました。期間中、多くの学生と交流し、お互いに学び合うことで国際的な交流も行われました。

この活動は、高専における日頃の学習を基に、塩害、立地条件の厳しさ、超高齢化といった離島特有の課題解決を目指すものです。これにより、地域の活性化へ大きく貢献しています。学生が自ら地域の問題点を特定し、その解決策を考案し、さらに酒田市などの関係機関と連携しながら具体的な成果を上げている点が特に評価され、今回の受賞に至りました。

 統括の成澤想太さん(本科4年)は、「この度、2025輝く県民活躍大賞を受賞できたことは非常にうれしいです。本受賞は今年度のみならず、先輩方が積み上げてきてくださった努力、工夫、信頼があったからこそ得られたものです。今年度は3泊4日の予定でしたが、天候の関係で急遽1日早く戻ることを決断しました。その中でも、柔軟な予定調整や対応をした各班のメンバーとともに活動できたことを誇りに思います。来年度の活動がさらに素晴らしいものとなるように、最大限の準備を進めていきます。」と話していました。

 おわりに、この活動に対しては、酒田市とびしま総合センターの皆様をはじめ、毎年多くの御支援、御協力をいただいております。また、令和7年度は4社様からの活動への御寄付をいただきました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。大変有難うございました。

【御寄付いただきました企業様】

 エンベデッドソリューション株式会社 様

 東北エプソン株式会社 様

 ニプロファーマ株式会社 様

 三木プーリ株式会社 様

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 16年目を迎え、ますます進化するテクノ・パラメディックの活動に、皆さん引き続きご注目ください!

授与式にて(左:齋藤壮真 君、右:成澤想太 君)

受賞報告

素敵な副賞もいただきました

【応援募集のご案内】

「テクノ・パラメディック」では、活動にご賛同いただける方からの寄附を募集しています。

詳しくは、本校総務課企画・連携係(TEL 0235-25-9453)へご連絡ください。