本校のSTEAM教育の発展 ~伊藤卓朗准教授が制作を担当したドキュメンタリー映画が公開されました~
本校基盤教育グループの伊藤卓朗准教授が代表を務めるNPOやまいろが制作を担当したドキュメンタリー映画『王祇様と暮らす』が、2025年10月11日(土)から24日(金)まで鶴岡まちなかキネマにて上映されました。鶴岡市黒川に500年以上伝わる王祇祭の膨大な準備作業を丁寧に追った作品で、伝統を未来へつなぐ意義を静かに問いかけています。
伊藤准教授は本校1学年の地域コミュニティ学において、伝統芸能や食文化、ローカルツーリズムなどをテーマに伝統や文化に気付き、説明できる能力の育成を目指した授業を行なっています。
伊藤准教授は「地域の暮らしや文化の中に科学では測れない“知恵”や“感性”が未だに多くあると知る事は、個人のアイデンティティーの確立に寄与するだけでなく、科学者・技術者としての発想を豊かにする。また、本映画の制作を通して得た地域の伝統を読み解き、映像として表現する経験は、学生が地域に学び、科学で応える力を育む本校の教育を深化させる。」と述べておりました。
これらの取り組みにより、科学技術に自然・人・文化としてのリベラルアーツの視点が加わることで、本校のSTEAM教育がさらに発展していくことを期待しています。
なお、本校では、教職員による出前講座を行なっています。
工学に関すること以外でも対応可能ですので、希望される場合は、以下の鶴岡高専技術振興会webサイトからお申込みください。


