第61回産業技術フォーラムを開催しました
8月29日(金)、酒田駅前交流拠点施設ミライニにおいて、第61回産業技術フォーラムを開催しました。今回は『小水力発電事業化の可能性 ―鳥海貝沢発電所の事例― 』と題し、合同会社ハイドロパワー 代表社員 金内 剛 氏よりご講演いただきました。
はじめに、自己紹介を行っていただいた後、金内様が運営されている「鳥海貝沢発電所」についてご紹介いただきました。1人で小水力発電所を運営するにあたっての創意工夫として、イニシャルコストの徹底的な削減や維持管理の省力化、地域貢献といった取り組みを挙げられ、発電所建設から運転に至るまでのご自身の経験を存分にお話しいただきました。さらに、当日ご来場いただいた方にのみ、金内様が試行錯誤の末に開発された取水設備の構造について特別にお教えいただきました。取水設備については、まだまだ改善の余地があるとのことで、今後の改良に意欲を見せておられました。
続いて、ファシリテーターに株式会社石井製作所の石井 智久 氏を迎え、株式会社セキュリティ庄内の阿部 学 氏、本校教員の遠藤 大希 助教を交えてのパネルディスカッションを実施しました。金内様のご講演への所感や高専に期待すること、地域課題との向き合い方などについてお話しいただきました。企業や高専の地域との関わり方という話題では、各々の考える企業や高専のあるべき姿について熱弁していただきました。
今回ご講演いただいた内容は、エネルギー問題に限らず、地域課題全般に通じるものであり、企業や学校にできる地域貢献への知見を広げる貴重な機会となりました。ご講演いただいた金内様、ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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金内 剛 氏 |
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