テクノ・パラメディックが日本高専学会2019年度「活動奨励賞」を受賞しました

本校サービス・デザイン部が主体となり行っている活動「テクノ・パラメディック」が、日本高専学会の2019年度「活動奨励賞」を受賞しました。
 この賞は、各高専に所属する学生の活動意欲向上および全国高専の発展のため、特に優れた活動を行ったと認められる本科生または本科生を中心とする団体を表彰するものです。令和2年度は、全国で3校の団体等が受賞しました。

 「テクノ・パラメディック」は、本県の唯一の離島「飛島」において家電修理等を通して島民を支援するボランティア活動で、昨年度で10周年を迎えた本校の代表的な活動のひとつです。平成28年度からは部活動として組織的に運営されており、地域との密接な連携や高い公益性、サービスラーニングを通した創造的技術者育成のロールモデルとして、一般的な部活動とは大きく性質が異なる、教育的側面のフロントランナーとしての特色を有しています。また、昨年度は「輝けやまがた若者大賞」に選定され、知事から表彰を受けました。

 本活動は、これまでのノウハウの継承を続け、10年の長期に渡り後継者(後輩)に託され続けてきた“襷”ですが、今年度は新型コロナウィルスの影響により、従来にはない対応の検討が必要となり、学内有志学生の参加公募は行わないこととなりました。
しかし、現在学生たちは自発的な活動を続けており、高専の「学びを止めない」教育の姿勢を、「共創の精神を止めない」に準えて、現在の制限のある環境下においても、地域貢献のあり方について模索を続けております。

なお、受賞となった活動の詳細は、「日本高専学会誌『学生の声』(2020年10月発刊予定)」(著者:昨年度リーダー 齋藤夕綺 専攻科電気電子・情報コース1年)に、「離島における家電修理ボランティア活動を通した地域貢献」のタイトルで掲載予定となっておりますのでご参照ください。

本校8号館前にて

 

盾と賞状