学生が令和元年度第一回技術者倫理ワークショップに参加いたしました

令和元年10月4日(金)、鶴岡市職員研修会館において、公益社団法人日本技術士会東北本部山形県支部主催の第一回技術者倫理ワークショップが開催され、本校専攻科1年の学生16名が参加いたしました。

本ワークショップは「企業(経営者、技術者)のリスク管理及び事故等の対応は、法令順守だけで良いのか?」というテーマに基づき、学生4名及び技術士3~4名でグループを構成し、グループ毎に討論を行うものです。

物事の対応に複数の正解がある場合、価値観が対立する場合などのケーススタディに対し、学生から踏み込んだ疑問が投げかけられました。

これに対し、技術士からは俯瞰的視野から意見が述べられ、学生にとっては、技術者が具備すべき倫理観の在り方について、また様々な物事への対処について、深く考える良い機会となりました。

いずれの学生も真剣な表情で討論に臨み、学校における座学では得られない貴重な経験となりました。

 

【参加学生のコメント】

◆実際に社会で起こった事例について扱われたため、事例が身近に感じるとともに、倫理的な判断が求められる大切さと難しさを深く理解した。他のベテラン技術士からの助言は、今後の社会を見つめる上で大変参考になった。(ACコース 伊藤千紗)

◆過去に不祥事が起こり、そして現在も収束することのない事例にしっかりと学び、正解のない課題の最適解を導き出す大切さを知った。授業のシラバスの説明で挙げられたように、「行為目標」の先に掲げた「成果目標」へ繋げることが実践できる技術者を目指したい。(MCコース 斎藤啓太)

◆討論内容をメモし、発表要旨を15分でまとめ上げ、プレゼンテーションを行う役割を務めた。短時間での濃い作業に非常に苦労した。しかし「ビジネスではそれが当たり前だ」と聞かされ、一層のスキル向上と自己研鑽の意識を新たにした貴重な機会だった。

(EIコース 伊藤樹)

 

グループディスカッションの様子

 

発表要旨のまとめと発表準備の場面

 

グループでの成果発表の場面