創造工学科(情報コース)中山敏男助教が、「2015 JBSE GRAPHICS OF THE YEAR AWARD」を受賞しました

JBSE(The Journal of Biomechanical Science and Engineering)はアジア-パシフィック地域のバイオメカニクス及び関連分野の研究論文誌です。受賞論文名は“Investigation of characteristic hemodynamic parameters indicating thinning and thickening sites of cerebral aneurysms”であり、著者は鈴木大地氏(東北大学)、船本健一准教授(東北大学)、杉山慎一郎博士(広南病院)、中山敏男助教(鶴岡工業高等専門学校)、早瀬敏幸教授(東北大学)、冨永悌二教授(東北大学)です。論文では、脳動脈瘤の好発部位である前交通動脈に発症した脳動脈瘤の血流の数値流体力学解析を行い、得られた血流動態や血行力学パラメータ分布と臨床医療画像を比較し、脳動脈瘤壁面の菲薄部位と肥厚部位における特徴について調べ、菲薄部位では時間平均壁せん断応力(TAWSS)が大きいのに対し、肥厚部位ではTAWSSが小さく、かつ血液の滞留を示すパラメータのRRTの値が大きい傾向が明らかとなったことで、脳動脈瘤の壁面性状を推定できる可能性を示唆しました。

中山助教の談話:御支援いただいたみなさまのおかげで受賞することができました。今後も医工連携で研究を推進し、「医工の知見」を研究そして教育に生かしたいと思います。

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