デジタルデザインコースの学生に向けて慶應義塾大学名誉教授 冨田勝先生よりご講義いただきました

 令和7年5月14日(水)、デジタルデザインコース(以下DDコース)の授業として、慶應義塾大学名誉教授(本校客員教授/エグゼクティブ・アドバイザー)である冨田 勝先生を講師としてお招きし、「脱優等生のススメ」と題してご講演いただきました。

 冨田先生は、長年の研究者・教育者としてのご経験から、「『普通』は0点」という脱優等生的な考えを掲げており、いかに『普通』の考え方から離れ、まだ誰もやっていないようなことにチャレンジすることが重要かを説いておられました。また、結果の数字だけにこだわるのではなく、失敗を恐れず新しいこと、面白いことに挑戦し続ける研究者としての姿勢をお話しいただきました。

また、日本のイノベーションをリードしていくお立場として、鶴岡サイエンスパーク内でご自身が創業・創業支援に携われたベンチャー企業でのイノベーションの展開事例についても非常にわかりやすくご説明いただきました。

ご講演後はDDコースの学生たちによる活発な質疑応答が行われ、「夢中になれることを見つけるコツは?」「常に新しいことに挑戦するためにどのようなことを心掛けているか?」などの質問がありました。いずれの質問にも冨田先生には快く応じていただき、研究のモチベーションの向上につながる、とても有意義な講義となりました。

さらに、講義の最後にはDDコース所属の学生10名一人ひとりに、冨田先生のご著書である「ゲーム少年の夢」が贈られました。

本講義「デジタルデザイン実践工学」では、今後も外部講師の方をお招きして、学生の多角的視点や主体性、課題発見・解決力を伸ばす講義を展開していく予定です。

冨田 勝 名誉教授 質疑応答の様子