本科2年生が大阪で行われた第2回全国高校生RDDサミットで口頭発表

 RDD(世界希少・難治性疾患の日) in 鶴岡高専の発起人で代表を務める本科化学・生物コース2年の太田隼人さんが、大阪明星学園明星高等学校で開かれた第2回全国高校生RDDサミット(3月21日)に参加し、本校におけるRDD活動について口頭発表しました。さらに、「自分たちにできることはかにか?」をテーマに、RDDの活動を広めるために学生がすべきことについてアイディアを出し合いました。また、娘が海外で臓器移植を受けた青山さんの講演を聞き、日本における臓器提供の将来像について議論しました。

 酒田で行われた第1回に引き続き参加した太田隼人さんは、「自分が参加したRDDの活動の中で一番規模が大きく、たくさんの人と交流することができたので、自分にとってとても良い刺激となった。この経験を今後、本校で活動を広げるために生かしていきたい。」と感想を持ち、今後について、「来年度は“モノづくり”に力を入れた活動がしたい。RDD参加校は多いが、高専機構から参加しているのは鶴岡高専ただ一つである。そのため高専の特色を生かし、地域の医療施設と連携したモノづくりなど他校には真似できない活動をしたい。これまでは学内での活動が多かったので、今後は地域と密着した活動も行っていきたい。」と抱負を語りました。

顧問を務める基盤教育グループ伊藤卓朗准教授のコメント
「今回のサミットには、本校以外に約60名の高校生が参加しており、全国の高校および高専におけるRDD活動の広がりを感じるとともに、初めて参加する高校生も臆する事なく希少・難治性疾患領域について議論しており、多様性への理解が進んでいる事を実感しました。本校においても、課外活動であるRDDだけでなく、授業においても多様性や社会の壁について考える機会を増やしており、インクルーシブ社会に対応した教育を目指していきます。」

 本活動は、大学コンソーシアムやまがたの令和4年度「学生による地域貢献・活性化プロジェクト」の助成を受けました。
https://www.tsuruoka-nct.ac.jp/topics/2023/03/10/30604/

第2回全国高校生RDDサミットで本校における活動を紹介する太田隼人さん