「市民サロン2022 第2講」を開催しました

12月16日(金)に『アフターコロナ』をテーマに、市民サロン2022第2講を、本校8号館を会場に開催しました。

はじめに、『コロナ禍を受けて考える食生活』と題し、山形県庄内保健所 管理栄養士 本間 彩椰 氏より ご講演いただきました。

2020年、新型コロナウイルス感染症流行当初、メディアがさかんに報道していた、人々の食料品の買いだめ行動や食生活の変化などから着想を得て、自身の周囲の人たちに対してアンケートを実施し、コロナ流行以前とでは食生活にどのような変化が見られたか、集計結果をもとにご説明いただきました。

さらに、アンケート結果から見えてきた新たな課題の解決策として、理想的な食生活をイメージし、自身に合った食生活を見つけることが大切であり、その一助として管理栄養士による栄養指導、相談等があることをお話しいただきました。

次いで本校 創造工学科 化学・生物コースの佐藤 涼 講師より、『新型コロナウイルス感染症雑論』と題してお話がありました。

コロナウイルスについて、冒頭、細胞とウイルスの仕組みについて、動画を用いたわかりやすい説明があり、mRNAワクチンの成分、コロナ治療薬の一例については薬学の観点からの説明がありました。

またコロナウイルスに罹患した際の注意点等について説明があり、発症の判断がなされていない時点であっても、体調が思わしくない場合は適切に職場等に報告すべきであるとする一方、発症時には、医療機関等への細やかな事務手続きを行うことは、気力的、体力的に厳しいのではないか、とのお話がありました。

                    本 間  彩 椰 氏                                                佐 藤  涼 講師