本科情報コース5年 石川佳歩さんが学会発表で発表賞を受賞しました
令和4年1月22日(土)に開催された「第27回高専シンポジウムオンライン」において、本校創造工学科情報コース5年の石川佳歩さん(指導教員 宍戸道明教授)が口頭発表を行い、「第三席 高専シンポジウム協議会会長賞」受賞の栄誉に輝きました。
高専シンポジウムとは、全国の高等専門学校学生の研究発表や知識の交換、また教員相互の連携の場として、高専教育に関する学術研究等の普及、地域産業、行政、教育機関並びに市民との連携を密にすることを目的とし毎年開催されているもので、今回は昨年度に引き続きオンラインでの開催となりました。
石川さんの研究は、けがや病気で手足や体幹を損なわれ、歩くことや書くこと等の日常動作が難しい方が、よりよい日常生活を送ることを目的とし、筋肉を動かす際に発生する微弱な筋電信号を応用して手足の動作によらずに機器制御を可能としたデバイス開発で、今回の高専シンポジウムではその動作精度改善の分析/評価を発表しました。
令和4年度は全国から口頭発表200件、ポスター発表104件が行われ、発表賞の対象となる口頭発表審査には10名の参加者がありました。一般の口頭発表は予稿が1ページ、発表時間が7分であるのに対し、発表賞の対象となる口頭審査は予稿が2ページ、発表時間が10分とさらにハードルが上がります。これにより、口頭発表審査ではエントリーの過半数を専攻科生が占めましたが、その中で本科生の石川さんの受賞は極めて価値の高い受賞であったといえます。
今後の石川さんの研究における益々の飛躍が期待されます。
【受賞者】 石川佳歩
【著 者】 石川佳歩、松橋将太、小野寺良二、宍戸道明
【演 題】 頭部動作インターフェースにおける咬合判定の最適な閾値の検討
※本研究はマエタテクノロジーリサーチファンドの助成を受けたものです※