鶴岡高専技術振興会会長賞の表彰式が開催されました
3月16日(火)鶴岡市役所において、「鶴岡高専技術振興会(会長:皆川治鶴岡市長)会長賞」の表彰式が行われました。
この賞は、本校の支援組織である同会が学術研究及び産学連携・地域貢献活動の他、課外活動等において顕著な業績を挙げた学生個人や学生団体を表彰するもので、平成24年度から毎年開催し今年9回目を迎えました。
今回表彰を受けたのは、伊藤千紗(※ちさ)さん(専攻科生産システム工学専攻応用化学コース2年)と、ボランティア団体「テクノ・パラメディック(技術の救急車)」の2件で、皆川会長から副賞を添えて賞状が授与されました。
伊藤さんは「省エネや省資源化につながる低摩擦材料の研究」で数々の表彰を受け、また著名な学会で発表を行うなど研究成果を挙げた成果が評価され、また「テクノ・パラメディック」は県内唯一の離島・飛島(※とびしま)において10年以上にわたり家電や観光用自転車の修理等を通して島民支援に尽力してきた実績が評価されました。なおコロナ禍で島に渡ることができなかった本年度も、自作のフェースシールドを島民に贈るなど、今できる活動を継続してきたとのことです。
表彰を受けた伊藤さんは、実験結果をどう考察するかが難しかったが指導教員とのディスカッションを通して“気づき”を教えられたこと、そして研究発表の際は初めて聞く人にも伝わるように心がけて発表を工夫したことなどを披露しました。今年専攻科を修了した後は大学院への進学が決まっており、将来は地元庄内に貢献できる仕事に就きたいと話します。
一方の「テクノ・パラメディック」の齋藤夕綺(※ゆうき)さん、西田統尊(※みちたか)さん(以上、専攻科1年)、小林勇登(※ゆうと)さん(同2年)らは、家電修理を通してものづくりが学べて、自分の知識や技術がどれだけ地域の役に立つかを知ることができたこと、そして島民の皆さんの喜ぶ顔が大きな励みになったことなどを振り返りました。
今回表彰を受けた皆さんには、活動を通して学んだことを糧に、これからもそれぞれの道で活躍し大きく羽ばたいていってくれることを期待したいと思います。
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左から、西田さん・小林さん・齋藤さん・皆川会長・伊藤さん |
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挨拶する髙橋校長 | 上條教授 (伊藤さんの指導教員) |
小野寺教授 (テクノ・パラメディック 指導教員) |