工学と農学がつながる『野外出前授業』を実施しました
令和2年9月5日(土)、鶴岡市羽黒の「創造の森交流館」とその近隣の畑を会場に、地産地消を
テーマにした野外出前授業『羽黒こんにゃく芋栽培の挑戦の話を聞いてみよう』を開催しました。
このイベントは、本校が取り組んでいる工学と農学の協働や地産地消を意識した農産物研究などを地元の小学生に興味を持ってもらおうと企画され、東北工学教育協会の助成を受けて実施したものです。
当日は、鶴岡市内の小学生とその保護者計約30名が「創造の森交流館」に集合し、はじめに本校教育研究技術支援センターの伊藤副技術長から、こんにゃく芋の地産地消を目指す取り組みについて説明を行いました。その後、庄内こんにゃく芋生産組合様からお借りしている畑に移動し、こんにゃく芋の生育状況を見学しました。
畑では、こんにゃく芋が商品になるのに3年もの長い年月を要すること、病気に弱く育てるのが大変な農作物であること、そしておいしいこんにゃくになる原料の芋をたくさん作るには天候以外にも土の善し悪しが大きく影響することなどの説明を行いました。
地元で作られているこんにゃく芋に込められたたくさんの工夫や生産者の思いを知り、そして地元で作られた作物をその地域の人が消費する「地産地消」について改めて親子で考える良い機会になったことと思います。
また当日は、「ペットボトルロケット作り体験」も行いました。カッターやハサミを駆使してひとつひとつ丁寧に作り上げた力作のオリジナルロケットが美しい放物線を描きながら空に向けて勢いよく飛び出す様子に参加者達の歓声が沸き上がっていました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。