令和元年度社会実装教育フォーラムにおいて、本校学生が「社会実装賞」を受賞しました

  令和元年度社会実装教育フォーラムにおいて、本校学生の牧君、升水君、柴田君(化学・生物コース3年)が「社会実装賞」を受賞しました。
 社会実装教育とは、学生が仲間と互いの強みを活かしつつ、実際に関わる企業やユーザーとともに現実の課題解決を目指すものです。社会実装教育フォーラムは、学生が課題解決に取り組み、その成果を発表するだけでなく、専門家である審査員から的確な評価を得る場として、東京高専の主催で開催される予定でした。
 当初、フォーラムは3月6日(金)及び3月7日(土)に、全国の応募者が一堂に会して実施される予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い開催中止が決定。審査は、事前に提出されたポスターや口頭発表原稿等を基に、審査員が評価することで行われ、この審査において本校学生の発表が「社会実装賞」を受賞しました。
 受賞テーマは「こんにゃく芋生産のための土壌改良判断キットの開発」。こんにゃく芋の収穫量増加を目的とした取り組みで、地元のこんにゃく農家さんとも協力しながら土壌の分析を進めた結果、土壌に水酸化カルシウムを添加することで土壌を改良し、こんにゃく芋の生育も向上することが確認できました。
 この3名による「こんにゃく芋生産のための土壌改良判断キットの開発」は、既に2019年度化学系学協会東北大会において優秀ポスター賞、第4回高専生サミットにおいてゲスト審査員賞を獲得しており、今回の受賞は実に3度目の表彰となります。
 今後、開発したキットを使用し、農地での栽培実験に取り組む予定という3名の研究に、これからもご期待ください。