平成26年度本科5年生が学会優秀発表賞を受賞

平成27年2月28日(土)に日本大学工学部(福島県郡山市)において開催された,平成27年度東北地区若手研究者研究発表会において,当時,制御情報工学科5年生の鈴木康介君(宍戸研究室)が「籾殻焼成多孔質炭素材料を用いた車いす用軸受の開発及び評価」の研究成果を発表し,優秀発表賞を受賞しました.

この研究発表会は,東北地区の高専生から若手社員・研究員を対象とし,音響/光/電波/エネルギー/システム/材料 とその応用に関する調査研究や新手法の紹介等を行うもので,優秀発表賞の受賞数全29件のうち高専生の受賞は3件でした.

(高専生3件,大学生21件,大学院生5件)

鈴木康介君は卒業研究で,環境サステナビリティの視点から農業系非食部として廃棄処理される“もみ殻”を工業材料として再生利用することを提案し,天然由来の組成構造を活用した多孔質セラミックとしての材料開発を行い,車いすの摺動エレメントとしての摩擦や疲労強度特性を明らかにした上で,既存のベアリングの持つ問題改善に効果的であることを報告しました.

指導教員の宍戸先生からは,「質疑応答も的確かつ丁寧で,自信に満ち溢れていました.ストイックに研究に取り組んできた結果がこのようなかたちを迎え,今後のさらなる飛躍を期待したいと思います」とのコメントをいただきました。

4月から愛媛大学で新たなスタートを迎えた鈴木康介君のこれから益々の活躍を期待します。

学会から優秀発表賞の賞状(写真)と副賞が授与されました.

 

鈴木君
鈴木君
鈴木康介君

『賞状』