KIDS DOME SORAIと共同でロボット体験イベントを開催しました
本校電気・電子コース櫻庭崇紘助教と基盤教育グループ伊藤卓朗准教授は、児童教育施設「KIDS DOME SORAI」(株式会社SHONAI)と共同で、小学3~6年生を対象としたロボット体験イベントを企画し、7月13日(土)に開催したイベントには12名の児童が参加しました。
本校ロボット技術研究部(通称:ロボコン部)顧問の電気・電子コース櫻庭崇紘助教は研究アウトリーチ活動の経験豊富な基盤教育グループの伊藤卓朗准教授とともにロボットをきっかけとして子供向け教育プログラムを研究開発しています。本研究の社会実装を目指していたところ、株式会社SHONAIの児童教育施設「KIDS DOME SORAI」(渡邉敦館長)からご協力の申し出をいただき、7月13日(土)に子供向けロボット体験イベントを開催させていただく運びとなりました。
本校のロボット技術研究部では、ロボコン大会用や練習用で多種多様なロボットを製作した実績があります。その技術を用いて、現在保有するロボットをベースに、小学生が操作したり、動作を理解したりしやすいように工夫したロボットを製作しました。そして、これらのロボットを用いて、工学分野への好奇心を育む30分間の教育プログラムを開発しました。
鶴岡市民ソライ無料体験親子モニター利用期間の初日となる7月13日(土)に本イベントには、2度行われた教育プログラムに合計12名の小学生が参加しました。本プログラムでは、普通車の構造を模したロボット、4つのタイヤを独立制御するロボット、メカナムホイールと呼ばれる特殊なタイヤを使用したロボットなど、同じ地面を走行するロボットにもいろいろな機構があることをロボットに操作したり触ったりしながら学習しました。
参加児童からは「どうやって動かすのか予想できない」「いろいろな方向に動けるなんてすごい」などの声をいただきました。
櫻庭崇紘助教のコメント
「実際に児童に対して実施することで、児童が興味を持つポイントや思わぬ反応などを学ぶ事ができました。理解や操作を助ける改善点を複数発見できたため、それらを修正してまた実施したいです。本イベントの実施にご尽力いただいたKIDS DOME SORAIスタッフの皆様に感謝申し上げます。」
手で触って遊べる模型を操作し、ロボットの構造を学習する子供たち。
進行方向とタイヤの向きを合わせることで進めることを学びました。
コントローラーを使ってロボットを操作する子供たち。
横にも移動できることに驚いた様子でした。