鶴岡高専生が自作の感染防護具を病院に寄贈

   専攻科1年生の佐藤建(たつる)君、齋藤浩輔君、本間飛翔(つばさ)君の3人が3Dプリンタ等を使って自作した感染防止用の「フェイスシールド」を鶴岡市立荘内病院に寄贈しました。このフェイスシールドは、一般的なものよりも安価で短時間で製作することができる点が特徴です。
   先行して寄贈した試作品25個がすでに同院外来の現場で使用されており、今回はその改良版を追加で30個を寄贈したものです。
   贈呈式は令和2年5月14日(木)に同院会議室にて開催され、3人の学生から直接鈴木院長や看護師の皆さんに手渡されました。
   同日病院を訪れた際に、正面玄関で体温測定などを行っている病院スタッフの方々が実際に着用している様子を見た学生達は、その姿に感激した様子でした。
   贈呈式に引き続き行われた意見交換の席上、すでに試作品を使用している看護師の方からは大変重宝している旨の謝意が述べられ、「あごまで覆う構造で、かつ横を向いてもズレにくい安心感」が評価された一方、「皮膚に接する面積をもう少し広く」や「動いた際にもフィルムが外れにくいような工夫を」といった使用者ならでの要望も寄せられました。また鈴木院長からは、新型コロナに立ち向かっている医療従事者にとって貴重な“武器”となり大変ありがたいとの感謝とともに、今ある様々な医療機器も少し工夫するだけでさらに使いやすくできるはずで、医療従事者だけでなく患者もみんなが笑顔になるようなアイデアをぜひこれからも出して欲しいとの激励が寄せられました。
   今回の企画代表者佐藤建君は「マスク不足が深刻な折、学寮での感染防止に役立てたいと3Dプリンタでマスクを試作したが実用化には遠かった。そんな時医療従事者向けのフェイスシールドが不足していることを報道で知りWebに公開されているデータをもとに試作してみた。しかし1つあたり製作に3時間位要することが分かり、もっと早く作れないかと設計を変更し、山形大学で採用している「レーザーカッター」用のデータを3Dプリンタ用データに作り変え、さらに設計変更を行うことで20分程度にまで短縮できる手法を編み出した」と話しました。
   ものづくり精神に溢れ、そのスキルを併せ持つ高専生の成果が、これからも社会で活かされることを期待しています。
   なお贈呈式の模様は、山形テレビの県内ニュースで放映されたほか、5月15日付け荘内日報の紙面でも報道されました。

 

寄贈したフェイスシールド

鈴木院長(左)と贈呈する学生ら

左から齋藤君、佐藤君、本間君

病院関係者との意見交換(左端は指導に当たる機械コース和田准教授)

新聞記者の取材を受ける学生

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