JABEE教育プログラムについて

JABEEとは?

 日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board for Engineering Education)という団体の略です。この組織は、技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体で、1999年11月19日に設立されました。設立目的は、国際的に通用する工学教育を普及させることにより、日本の技術者の国際的な活躍の場と地位向上を図ることです。JABEEは、平成17年度に、技術者教育の質的同等性を国境を越えて相互に承認しあう協定(ワシントンアコード;Washington Accord)に正式加盟しました。
 現在、ワシントンアコード加盟国は、イギリス、アイルランド、カナダ、アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランド、香港、南アフリカ、日本、シンガポール、韓国、台湾、マレーシアの13カ国、準加盟国は、ドイツ、ロシア、インド、スリランカです。

JABEE教育プログラムの特徴

 JABEEは、国際的に通用する工学教育の水準を確保するために、カリキュラム内容から教育手段、教育環境、教育達成度評価、教育改善など6つの基準を設定し、これら全ての基準をクリアした教育プログラムに対して、国際的な水準の工学教育であるとの認定を与えています。認定された教育プログラムは、国際的に公開されます。ただし、認定には有効期限があり6年毎に資格の見直しが行われます。基準の詳細については、JABEEのホームページ(http://www.jabee.org/)を参照して下さい。その特徴をまとめると以下に要約できます。

  1. 教育プログラムの学習・教育目標が設定され公開されていること。
  2. 学習・教育目標が学生によって確実に達成されていることを客観的に証明できること。
  3. 学習・教育目標を達成するために必要な教育組織、設備、教育方法・手段が整備されていること。
  4. 教育プログラムを点検し、必要に応じて改善する組織が整備され活動していること。
  5. 教育内容として、専門技術に加えて、「幅広い教養や技術者倫理の修得」、「地球的視野から物事を考える能力の涵養」、「英語力を含むコミュニケーション能力や自己表現力の育成」などを含むこと。

 JABEE教育プログラムでは、学生の実力が各科目の学習到達目標に達しているという結果の保証を重視します。

JABEE認定を受ける目的と意義

JABEE認定を取得する目的と意義として、以下の点が挙げられます。

  1. 教育機関としての教育力の向上(学生の実力向上)。
  2. 高専4、5年および専攻科の教育内容と水準が国際的であり大学と同等レベルであることの保証。
  3. プログラム修了生は、国家資格である技術士の1次試験免除の特典が与えられる。また、日本技術士会に申請すれば、技術士補(応用理学)の資格が与えられる。