社会の第一線で活躍中の本校卒業生からいただいたメッセージをリレー形式で紹介します。
第9回 Mourad El Azhari (エルアズハリ･ムラド) 氏
(電気工学科･第41期卒(2008年) 日本マイクロソフト(株)エンジニア)
『To our new Heroes!』
私は17歳の時に、モロッコから日本に来た理由を簡単に言いますと、｢技術が好きだから｣と答えます。技術で進化をリードする、人間はどんな問題に対してチャレンジする、また優れたアイデアで便利なものを発明する人の姿が一番輝いています。高専で在学している技術が好きな皆さんに伝えたいことが二つあります。
一つ目は、好きなことを追えば多くのチャンスが開かれます。実は、高専時代は具体的な夢がなく、とにかく技術が好きで、学んだことを活かして何か役に立ちたいという気持ちが今も変わらずその頃も持っていました。皆さんも目標を高く持ち、目の前でやっていることをしっかりこなせば多くの機会が開かれます。
二つ目は、様々なチャレンジをしてみてください。人間は安定を好み、変化を怖がる生き物なのです。変化の向うで知らないことが多くありますが、チャンスも多くあります。失敗があってもあきらめないで続くかどうかが大事です。ウィンストン･チャーチルの私が好きな言葉を皆さんと共有したいです。｢Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts.｣ 訳すと｢成功があがりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは、続ける勇気である｣になります。皆さんも続ける勇気を持って、頑張ってください! 🙂
